有限会社玉家プロダクツ Gentemstick 様
お客様の声
有限会社玉家プロダクツ
Gentemstick 様
【会社概要】
GENTEMSTICK
Niseko Showroom
〒044-0078 北海道虻田郡倶知安町字樺山63-25
http://www.gentemstick.com/
カリスマプロスノーボーダーであり、日本のバックカントリースノーボードのパイオニアでもある玉井太朗さんがプロデュースするスノーボードブランドGentemstickを製造・販売されています。
また、玉井太朗さんは、gentemstickの創始者であるばかりでなく、パタゴニアのアンバサダーとしても活躍されています。
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/taro-tamai/75485
奥様真紀代さんが会社運営から総務経理の仕事を一手に担っておられ、縁の下の力持ちとして会社の経営を支えておられます。
スタッフも皆心底スノーボードが大好きで、自由で素敵なライフスタイル持つ方ばかりです。
私が最初に玉井太朗さんと出会ったのは、趣味のサーフィンを通じてでしたが、もう30年近くのお付き合いをさせて頂いています。
“自由人”というのがぴったりな玉井さんは、そのビジネススタイルもかなり型破りで、最初はどうなることやらと正直ヒヤヒヤものでした。
自身が熱狂的なサーファーでもある玉井さんは、“SNOWSURF”と呼ぶサーフィンとスノーボードの融合を提唱し、またその類まれなるデザインセンスから、サーファー・スノーボーダーを問わず、多くのトップから賞賛されています。今では国内はもちろん、世界中でその信奉者を集めるスノーボードブランドとなりました。
【玉井太朗さん・奥様のコメント】
毎月の経理データのチェックから、決算申告まで対応していただいています。特に節税対策には力を入れてもらってていて、所得拡大税制や中小企業投資促進税制の各種税額控除※を適用してもらったり、不動産を活用した節税対策をアドバイスしていただいたりして、大変助かっています。(※「雇用者給与等支給額が増加した場合の税額控除」および「中小企業者等が試験研究を行った場合の法人税額の特別控除に関する明細書」)また、弊社は海外取引も多いのですが、海外関係のややこしい取引や消費税の取り扱いについても丁寧に指導していただけるので安心です。
補助金についても、ものづくり補助金の申請をしていただき、見事採択されました!
仕事だけでなく、一緒にスノーボードをしたり、サーフィンをしたりして、家族ぐるみで仲良くお付き合いさせていただいています(笑)。
インタビューwith Gentemstick
玉井太朗氏 in Niseko@2016.02.07
玉井さんはこれまでも、いや、今も自分の好きなことだけを追求しているという感じで、とてもビジネスマンという感じではないですが・・・(笑)ズバリ、どうしてこれだけGentemstickというブランドが成功したのでしょうか?
成功の秘訣その1:『その世界を知っている』
玉井氏:『(笑)う~んそうだね、まず『その世界を知っている』ということがあるんじゃないかな。スノーボードを始めた当初、自分がやりたいスノーボードのスタイルに合う、自分が満足できる道具がなかった。だからまず自分が求める道具が欲しいというのが始まりだよね。売れる商品を作ろうというのではなく、まず自分で使うために欲しい、十分納得して信頼でき、満足できる商品を創りたいというのがウチの方針。俺やウチのスタッフは、誰よりもニセコの雪や地形を熟知しているし、どういうコンディションでどういう道具を使ってどういう滑りをしたいかということが一番良く分かっている。だからどういうボードが欲しいかということが明確だし、アイディアがどんどん出来てくる。
大手のメーカーは、ある程度売れるモデルはこれだという感じで常に数字でモノを考えるのかもしれないけど、俺たちはまず自分達やその仲間が欲しい商品をつくってる。自分達の子供がスノーボードをやりだしたら、子供用が安全で、とにかくすべることが楽しい板をつくる。女性のライダーが増えてきたら、脚力のない女性でも楽しくマニューバーを描ける板をつくる。上級者向けだけじゃなくて、自分達の仲間すべての人が安全で楽しめるためのものづくりをしたい。だからモデルの数もやたら多い(笑)数字だけで考えると確かに不効率なのかもしれないけど、俺たちは本当にスノーボードのことが好きな人のために、言わば三角形の頂点にいる人のためのものづくりをしてる。自分はこうでしょと思うことを追求してる。数字を追うとやれないことがあると思うけど、大きな会社にはない自由な発想を大切にしたい。そこを見誤ってはいけないと思ってる。』
成功の秘訣その2:『商品愛』
白川:『なるほど、確かにゲンテンのスタッフはみんな本当にスノーボード・サーフィンが好きでたまらない人ばかりですものね。やはりそういうこだわりがビジネスにも活かされているということでしょうか?』
玉井氏:『そうだね、これが売れるから・・・という発想ではなくて、俺はこれがしたいというところからスタートして、皆楽しんで仕事をして、良いものづくりをしているよね。自分達が最高だと思うものを創ってるんだから、当然商品に対する愛情も半端ない。プロライダーやスタッフの仲間も、皆自分のライフスタイルも持っているヤツらばかりだし、モノを売るんじゃなくて、自分のしたいこと、ライフスタイルをストーリーにして伝えることが出来る。自分の持っているライフスタイルやしたいことを伝えて、この運動に参加しませんか?といういわば『開放運動』をやってます(笑)モノだけ売ろうとするとそれは難しいよね。』
成功の秘訣その3:『ビジネスマンではなく、クリエイターであれ』
白川:『たしかに、ゲンテンの人たちを見ていると皆さんカッコイイし、輝いているから、こんな風になりたいなあと自然にそう思いますよね。そういうのは大手ではなかなか難しいことですよね・・・』
玉井氏:『大手の会社でよくあるのは、業界のトレードショーを廻って、いち早く売れそうな商品を探してくるよね。いわゆるできるビジネスマンにはそういうタイプが多いんじゃないかと思うけど、長い眼で見るとそれじゃあ良い商品が育たないよね。何だかとにかくビジネスとはこうしなければいけない、と思い込んでる人が多い気がするね。自分が素直にクエスチョンに感じるところをプラスに考えて、クリエイティブな発想でやっていく方が楽しいよね。』
成功の秘訣その4:『愛のあるクレーマーであれ』
白川:『特に中小企業は、大手と同じ事をしていてもかなうわけがありませんもんね・・・』
玉井氏:『パタゴニアのアンバサダーをやらせてもらってきた関係で、グローブや靴下といったパタゴニア製品の商品開発には深く関わらせてもらってきたけど、最初の頃、俺はめちゃくちゃクレームを出しまくったよ(笑)だってそうでしょう、自分の使う道具には妥協したくないから。でもそれは単に文句を言っているだけではなくて、『愛のあるクレーマー』なんだよね。パタゴニアは自分も大好きな会社だからこそ、その商品にはとことんこだわって、最高の商品をつくって欲しいから。それは自分の会社の商品でも同じ。Gentemstickの商品開発にはメチャクチャ厳しいから(笑)』
成功の秘計その5:『とにかく正直であれ』
白川:『なるほど、そうした徹底したこだわりが、良い商品を生み出すということなんでしょうね。』
玉井氏:『あと、ものづくりはとにかく正直であれと思ってる。自分が納得しないものはつくらないし、売らない。実際一旦つくってしまった商品でも、やっぱりこれはいまいちだということになれば売らないこともある。実はそんな失敗も色々たくさんするけど、それでもその都度何が正しいことなのかという判断基準で決めています。
うちの会社は、パタゴニアが提唱している「1%フォー・ザ・プラネット」という運動に参加していて、売上の1%を自然環境保護活動のために寄付しています。やっぱり社会の一員としては、俺たちの活動を通じて、何かしら社会貢献もできればと思ってる。微力かもしれないけれど、自分達のビジネスが社会のために役に立つということは誇らしいことだよね。』
※1% for the Planetの詳細についてはこちら▼
https://onepercentfortheplanet.org/
成功の秘訣その6:『暮らしに夢を持て』
白川:『色々と玉井さんのお話しをお聞きしましたが、いつも思うことですが、玉井さんの考えることは普通の日本人の発想ではなかなか出てこないことのように思います。やはりそういうのはこれまで外国にしょっちゅう行っているから得られたことなんでしょうか?』
玉井氏:『よくそう言われるんだけど、それは違う。日本で暮らしていると、いろいろ疑問に思ったり、違和感を感じることも多いけど、外国に行って初めて『あっ、初めてまともにやっている人がいるんだ』と思うことが多いんだよね。ニセコも外国人が多くなったり、知識のない人が増えて、特にバックカントリーの世界はルールを守らない人が多くなって無法地帯になりつつある。日本ではそういった問題がメディアに取り上げられ始めたけど、行政も関係者も意識が低いし、あきらめモード。でも、この前コロラドに行った時、意識の高い人がたくさんいて、そういった問題がちゃんと解決されている世界を見た。だからそういったこともあきらめないでやればなんとかなるんだよ。ビジネスも同じだと思うけど、最初から無理とあきらめたら、具体的に何も進まないし、それは現状に甘んじているだけだよね。やっぱり暮らしに夢があったほうがいいよね。』
おわりに
白川:『なるほど、『暮らしに夢を持て!』ですか。では最後の質問ですが、玉井さんの現在の目標は何ですか?』
玉井氏:『最終的な目標は、アメリカやヨーロッパでGentemstickという名前が残ること。規模はコンパクトでもいいから、スノーボードのプロフェッショナルを集めて、世界でゲンテンの名前を知ってもらって、その存在が認められることだよね。それが今の俺の夢かな。』
Special Thanks to:
Gentemstick プロライダー:丸山隼人
Gentemstick プロライダー:アレックス・ヨーダー/Alex Yoder
Gentemstick プロライダー:辰巳 博実
Gentemstick プロライダー:鬼頭春菜
Gentemstick プロライダー:加藤直之
Gentemstick プロライダー:宮下健一
Gentemstick プロライダー:岡田修
Gentemstick プロライダー:沼野健補
Gentemstick プロライダー:SHEESA 桑原知美
Gentemstick プロライダー:原山拓也
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