インターンシップたけなわ!中小企業の採用戦略
2023.12.05 人事労務(採用)経営情報今週から来週にかけて、インターンシップ学生の受け入れをしています。
今回の方は、高知大学3回生。
じつは既に、先月3日間、インターンシップに参加していただいていました。幣事務所に興味をもっていただき、もう一度参加したいということで、今回は一週間の参加となりました。
幣事務所のインターンシップは、特に何かプログラムがあるわけではなく、お客様との打ち合わせに同席していただいたり、事務所の日常業務をみていただいたり、事務所内研修に参加してもらっています。また簡単な作業があれば、実際にパソコンを使用してお手伝いしていただくこともあります。 また、若手からベテランまで、色々な世代の先輩から直接話を聞くことによって、より幣事務所の仕事への理解を深めていただくことを主眼に置いています。 幣事務所では、新卒採用に関しては、インターンシップ参加を必須としています。 できるだけ、お互いに本当の姿を知ってもらい、ミスマッチを防ぐことを目的としています。
一方、新卒学生の就活は、インターンシップ参加が主流となっています。 複数の会社にインターンシップ参加しながら、希望の職種・企業を絞っていくという感じです。 インターンシップ開始の時期は、3回生の夏・秋頃から始める学生が多いようです。 ですので、今この時期は、まさにインターンシップたけなわです。 ですので、今この時期にインターンシップ生の受け入れが出来ていないと、新卒採用は厳しいということになります。
中小企業の場合は、新卒採用自体をあまり積極的にしていないというところもあるかと思いますが、 私は、新卒採用をするということは、『将来の幹部人材育成のための投資』だと思っています。 企業理念に共感し、組織のリーダーとして活躍する人材を、外部から調達するのは容易なことではありません。 新卒学生を組織のリーダーになるまで育てるのは、時間も労力もかかりますが、長い目でみれば、会社成長において非常に重要な投資であると考えています。
ただし、新卒採用は、労力とコストがかかります。 大手企業と競争しなくてはならないので、中小企業にはなかなか負担が多いのも事実です。
また、普通に考えれば、大卒の新卒学生は、大手企業に就職するのが当たり前で、あえて中小企業に就職しようという学生さんは少ないでしょう。
私自身が新卒採用を始めて分かったことは、自社のライバルは同業他社の会計事務所ではなく、県内の大手金融機関だということでした(汗)。
しかし、中小企業は大手にはない魅力を打ち出すことで、アピールできるとも考えています。
・世の中の流れとともに、業界や企業の在り方がどのように変わっていくのか?
・これまで常識であったことが、今後がらっと変化する可能性があること
・「終身雇用」は過去の遺物となっていくこと
・人手不足、AIの進化、生産性向上という経営課題についてどのように対応していくのか?
これらのことをよくよく考えて、 大きな組織に属する安心感を重視して仕事をしたいのか、 小さな組織だけれども、自分自身の成長を加速できる環境に身を置きたいのか、 よくよく考えて就活してみてくださいと学生さんにお伝えしています。
「企業は人なり」といいます。
自社の今後の成長計画を見据えた採用戦略をぜひ考えてみて下さい。
◎昨日のインターンシップの様子をインスタにアップしました。ぜひご覧ください!
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