中小企業も新卒採用できる！
2017.06.09 人事労務（採用）
４月から始まった新卒者の就職活動。
もう6割方は内定がでているようですね。
私も大学4年生の時の就職活動を思い出します。
今の志高い学生さんと違い、
特にこれがしたいという明確な目標もなかった私。
大学3年生の時に交換留学で
アメリカのイリノイ大学に
1年間留学した経験を頼りに、
「課長島耕作」のように
海外の未開の国で
市場開拓するような仕事は面白そうやなあ・・・
と漠然と考えていました。
商社をメインに就職活動をしましたが、
その当時はバブル経済崩壊後の
就職氷河期真っ只中。
夜ＯＢ訪問をすると、
大方の社員が退社した後のオフィスは
電気も半分以上消され、
エアコンが切されて蒸し暑い・・・。
汗をかきながら残業をしている先輩を見て
「うわあ～大変やなあ・・・（汗）」
と正直に思いました。
なんとか最後は
その当時５大商社といわれた
大手総合商社で内定をいただくことが出来ました。
その後訳あって内定を辞退し、
税理士を目指すことになりますが・・・。
慣れないリクルートスーツに身を包み、
汗をかきながら街を歩いている
就職活動中の学生さんを見ると
思わず、「ガンバレ！！」
という気持ちになります。
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さて、大手企業では毎年の
新卒者採用は当たり前ですが、
人材難にあえぐ中小企業にとって
新卒採用はなかなか
ハードルが高いと感じるかもしれません。
ただ、従来の終身雇用制度が崩壊し、
世の中の考え方の多様化が進む中で、
自分のやりたいこと、
自分の目標にあわせて、
大企業に就職する以外の選択肢を選ぶ
新卒者も増えてきているようです。
社長が掲げるビジョンに共感して、
一緒に事業を盛り上げてくれる
若い仲間が増えるのは
本当に素晴らしいことですよね！
さて、幣事務所のお客様である、
高知県の山奥で
こだわりの地鶏「土佐ジロー」
を生産・販売されている
株式会社はたやま夢楽さん。
http://tosajiro.com/
この会社に今春就職した
新卒社員さんの記事が
高知新聞に掲載されていました。
この社員さんの場合は、当初
一般企業を志望していましたが、
「原宿で遊ぶより
キャンプに行きたい人間」
であることから
スーツ姿で東京駅や
品川駅を歩くことに疲れを覚え、
「都会を離れるのもいいかな」と
インターネットの就職サイト検索で
はたやま夢楽さんのことを知り
興味を持ったそうです。
そして、その後1週間の
インターンシップで
実際に現地を訪れ、
すっかり魅了されたとのことです。
ね！東京の大学から、
こんな山奥のド田舎に
就職したいという
学生さんもいるんですよ！
もちろんこれは、
はたやま夢楽さんが
これまで地道にコツコツと
自社の魅力を発信し続けてきた
相当な努力の賜物だと思いますが、
何とも我々中小企業経営者にとっては
勇気づけられる記事ではないですか！
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一方、幣事務所にも先日、
就職活動中の大学4年生が
事務所見学に訪れてくれました。
自分の学生時代が恥ずかしくなるような
しっかりとした好青年で、
私の方が元気をもらった気がします。
幸い、学生さんもこの事務所を
気に入ってくれたようで、
今後の進展が非常に楽しみです！