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バイト探しは「タイパ(タイムパフォーマンス)」、コロナ経て「移動が面倒」

2023.04.05 人事労務(採用)経営情報

長かったコロナ禍がようやく終わりを迎え、街で見かける外国人の人数も増え、人の往来が増えてきたのを実感します。

こうした中、オンライン生活だったコロナ禍を経て、学生のアルバイト選びにも変化が起きているようです。

具体的には、
・移動を面倒なものと考えるようになり、通勤期間が無駄と考え方が広まった
・時給よりも通勤時間や家から近いなど勤務場所を重視
・働きたいときだけ働くといった点からの効率性を求める
・近くにあって、時給もそれなりな「タイパ(タイムパフォーマンス)」が良い職場を選ぶ
傾向にあるようです。

飲食店などのバイトに頼った経営をする企業には頭の痛い問題ですが、これも時代の流れ。時代の変化に柔軟に対応し、人事採用戦略を進化させていく必要があります。またアルバイトだけではなく、これらの流れは、正社員やパート採用にも同じことが言えそうです。

では、こういったコスパを重視する今どきの若者を採用していくためには、どうすればいいのでしょうか?今どきの若者を採るための3つのポイントについて考えてみました。

今どきの若者を採るための3つのポイント

1 柔軟な働き方への対応

まず一つ目は、シフト変更に融通が利くようにしたり、短期限定での募集したりといった柔軟な働き方への対応です。

正社員・パート採用の場合は、積極的にテレワークや在宅ワークを活用し、通勤時間を0にするという取り組みを積極的にしたいと思います。

2 勤務時間

二つ目は、勤務時間を細分化したバイト募集です。「午後1~11時で3時間以上」とせずに、「午後7~11時」とする。「午後1時~」とすると、働きたいときに働けるとは限らないと敬遠する人がいるようです。

正社員・パートの場合は、勤務時間もフレックス制にするなどの仕組みづくりが求められるでしょう。在宅ワークかつ勤務時間も自由であれば、求める成果と期限さえ設定し行動できるのであれば、夜働いたり土日に働いて、平日に旅行に行くなどの自由度の高いライフスタイルが実現できそうです。

3 就活支援を行う

アルバイト学生に対して、志望企業へのエントリーシートの書き方を教える就活支援を行うなどの確保策の歴史は古いらしく、大手学習塾やコンビニなども取り入れているそうです。

ただし、中小企業が自前でこれをするのはかなりハードルが高いと思いますので、外部機関を活用するなどして外注化することで活路を見出せるかと思います。

ちなみに、私、白川は、就職氷河期の超買い手市場で就活をしましたが、この分野には長けていると思われ(笑)、現在就職人気企業の最上位にいつもランキングしている某総合商社(米著名投資家のウォーレン・バフェット氏も投資している)で内定をいただきました。この時の就活生としての経験と、現在経営者として採用を行っている当事者としての経験から、色々語ることが出来ると思っております。ご興味のある方は、ぜひご連絡ください。

最後に

「移動したくない」、「働き方にもコスパを求める」、今どきの若者を確保していくために、自社の働き方改革をより一層進めていく必要がありそうです。

参考資料:日経MJ 「バイト探しは「タイパ」ワーク、コロナ経て「移動が面倒」」2023.04.05
20230405 バイト探しは「タイパ」ワーク、コロナ経て「移動が面倒」 日経MJ PDF