日本政策金融公庫のセーフティネット貸付で 資金繰りを安定化!
2025.02.13 経営情報補助金・助成金資金調達近年の不安定な世界情勢や物価高騰の影響を受け、資金繰りに頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。
そこで活用を検討したいのが、日本政策金融公庫のセーフティネット貸付です。 この制度は様々な要因で業績が悪化した企業が、低金利で融資を受けられる国の融資制度です。今回は2025年3月末まで延長が決定したセーフティネット貸付についてご紹介します。
セーフティネット貸付とは
セーフティネット貸付(経営環境変化対応資金)は、経済環境の急激な変化や災害などの影響を受けた中小企業や小規模事業者を支援するための公的な融資制度です。
その中でもウクライナ情勢や原油価格・ 物価高騰などにより、利益率が低下した企業が今回の主な対象となります。
☑基準金利から0.4%引き下げ
要件を満たす方は通常の貸付金利よりも 0.4%低い金利で融資を受けることが可能です。
☑対象となる方
金利引き下げの対象になるのウクライナ情勢や原油価格高騰・物価高騰などの影響を受け前期に比べて利益率等が5%以上低下した方です。
☑融資上限額
融資限度額は中小企業者であれば7億2千万円、小規模事業者であれば4,800万円となっています。 設備資金や運転資金など事業に必要な資金を幅広く調達することが可能です。
☑貸付期間
貸付期間は設備資金の場合は15年、運転資金の場合は8年以内長期にわたって資金を借り入れることができます。 また最長3年間の据置期間を設定することも可能です。
▼詳細は以下のリンクをご確認ください。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/07_keieisien_m_t.html (日本政策金融公庫)
セーフティネット貸付申込みの流れ
STEP1 要件を満たしているか確認
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STEP2 事前相談
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STEP3 申込み書類の作成
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STEP4 日本政策金融公庫へ融資申込み
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STEP5 審査のうえ融資実行
セーフティネット貸付は業績が悪化した企業にとって資金繰を安定化させるための有効な手段です。低金利で長期の融資を受けられるため返済負担を軽減しながら事業の再建や成長を図ることができます。
2025年3月末まで延長が決定したこの機会にぜひセーフティネット貸付の活用を検討してみてはいかがでしょうか。 原材料費高騰などのあおりを受け返済に困っている企業様は活用をご検討のうえ、まずは幣社までご相談ください。