時代の流れに乗れ!「空き家問題と活用」その2
2022.09.04 経営情報先日のブログでお伝えした空き家問題。
このところ、連日新聞報道されていますね。
戦後から高度成長期にかけての住宅不足を解消するために、新築住宅を推進する経済政策がすすめられてきました。人口減が推計されてからも、この経済政策が維持されてきたため、これからの人口減時代には家が大幅に余ることになるそうです。
住宅が余るということは、当然不動産の市場価値が下がるということになります。
住宅ローンを組んで住宅を購入した場合、やっと手に入れた資産価値があるはずの不動産は価値が大幅に下がるが、借金は減らないということになります。
このことは、会社経営にも無縁ではありません。法人における金融機関からの融資の際、不動産が担保提供されている場合、大幅に担保価値が下がったとなると、新たな担保提供を求められるかもしれません。会社の経営状態が悪い場合は、最悪、借入金の早期返済を求められるケースもあるかと予想されます。
この家余り時代の解決策として、2つの対応策が挙げられています。
1つ目は、中古住宅の活用。
2つ目は、古くなった家屋を解体し、跡地を活用すること。
これを商売人目線で考えてみると、新築住宅販売業、不動産業、新築住宅関連建築業などは、今後苦しい環境となり、今後新たな展開を考える必要があるでしょう。
一方、解体業に関しては、自治体からの補助金等も拡充されそうなので、追い風が吹きそうですね。
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中小企業も、時代の波を敏感に読み取り、その時々の時代の流れに乗って商売を考えることが大切です。
この記事が、皆さんの気づきのヒントになれば幸いです。