「民泊」のお客さんは外国人だけ?社会貢献できる民泊のあり方
2016.02.22 経営情報
これまでAirbnbに代表される、「民泊」についてご紹介して来ましたが、これに関してのお問い合わせでよくあるのが、「民泊は外国人客が来る所じゃないとだめなのか?」という質問です。
たしかに、東京や大阪といった大都市圏ではAirbnbの利用者の大半は外交人観光客です。
高知のような地方都市は、最近増えてきているとはいえ、そこまでの大幅な外国人利用客の増加はすぐには見込めないかもしれません。
ただし、目先を変えると、「民泊」の利用者は他にもありそうです。
例えば、高知市内には病院がやたら多いですよね。
同じ高知県内でも、高知市から離れた市町村にすむ人は、大きな病院に掛からなければならない場合は、数時間かけて高知市内へ出かけることになります。
しかも入院ともなると、看病する家族の移動の負担は相当なものとなります。
場合によっては、数日泊り込んでの看病が必要となる場合もあるでしょう。
しかし、こういった大きな病院の側に必ずしもホテルがあるとは限りません。
こういったケースの場合、
「入院患者の家族に安く泊まれる場所を提供する」
という民泊のやりかたが考えられます。
また、介護施設等の近くでは、
「親の介護で定期的に泊まる」
や
「入院している親の最後を看取るために滞在する」
というニーズもあるでしょう。
特に看病が長期に渡る場合など、病院や介護施設の近くの家が、若干の宿泊料を頂戴することで民泊を始めれば、助かる家族は多いかもしれません。
カネもうけだけでなく、社会のために役立つ民泊のあり方もあるのではないでしょうか?
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さらに「民泊」を後押しするのはAirbnbだけにとどまらず、他業者も続々と参入して拡大してきています。
海外では旅行予約サイト大手として有名な「booking.com/ブッキング・ドットコム」は、日本での一般住宅などに旅行者らを泊める民泊仲介ビジネスへ本格参入するとのことです。
booking.com→http://www.booking.com/index.ja.html
日経MJ記事2016年2月22日より↓
いかがですか?
先を変えれば意外に身近なところにもビジネスチャンスはありそうですね。
2016-02-22