中小企業の節税・提案に強い税理士です。
相続税・贈与税の相談もお任せください。

℡088-855-8205
電話受付/平日 9:00~17:00

お知らせ

ベトナム最新レポート:その① 「外国人向けゲストハウス」

2016.01.26 経営情報

0G4A6777

先週末にかけて45日間、ベトナムへ市場調査に行ってきました。

今ベトナムは経済成長著しい一番勢いのある国の一つ。

私は以前から個人的にこの国に興味がありましたが、

今回具体的な仕事の話がありましたので、

市場調査を兼ねて約34年ぶりにベトナムを訪れてきました。

ベトナム最新状況のレポートや、色々と気づいたことなどをシェアしたいと思います。

 

私がベトナムへ初めて行ったのは、20数年前の大学生の時。

丁度ドイモイと呼ばれる経済革新政策が推進され始めた時で、

リックサック一つ背負い、

南のメコンデルタから、

北の中国国境近くの山岳地帯の少数民族の住むエリアまで

バスや電車に揺られながら旅したものでした。

 

その後も、フランシス・コッポラの映画

“Apocalypse Now”(邦題)「地獄の黙示録」

のサーフィンのシーンで出てきた波を探して、

何度かウロウロしたことがありました。

 

9年ほど前に、

日本にも何年か住んだことのあるオーストラリア人の

アレックス君と意気投合し、

ベトナム中部で波のリサーチをかなり本格的にやり、

今のところベトナムで一番のサーフィンポイントであろう

と思われる、500m以上乗れるポイントを見つけることが出来ました。
http://koheisansurf.com/surftravel_indochina.htm

 IMG_04291

その後、アレックスはベトナム人の奥さんを持ち、

ベトナムの首都ハノイに住んでおりましたが、

1年ほど前から中部の地方都市クイニョンの近くで、

オンザビーチのゲストハウスを始めました。

HPはこちら⇒Haven Vietnam

http://www.havenvietnam.com/

 0G4A6921

今回の旅の目的の一つは、

このアレックスと再会し、

彼のビジネスを実際に見てくることでした。

空港に出迎えに来てくれた彼の案内で、

早速現地に向かいます。

=============

 

市街地から車で20分程離れたところにある、

こじんまりとした静かなビーチには、

オープンエアーのレストラン・バーと、

程よく植えられた木の木陰が気持ちのよい

素敵な空間が広がっていました。

 0G4A6794

0G4A6804

0G4A6803

お客さんは、

欧米からの若者バックパッカーが中心で、

宿泊料金は、

一番安いドミトリータイプのシェアルームでは一泊2200円、

バストイレ付きのプライベートルームでは一泊5000円となっています。

 0G4A6916

宿泊料だけでは安くてあまり儲からないような気がしますが、

この宿は周辺にビーチ以外何もないので、

逆にビーチで数日ゆっくりしたい人が集まってくることから、

宿泊施設内での滞在時間がとても長いのが特徴です。

 

ですので、飲み物や食べ物をほとんど

施設内のレストランで注文することになります。

街中の地元価格からすると数倍の価格設定ですが、

欧米の旅行者はとにかくよく飲みますし、

その辺はケチりません。

 0G4A6801

結果、宿泊自体はさほど儲かっていなくても、

飲食の売上で稼ぐという仕組みが出来ています。

 IMG_1562

日本とは違い、人件費はやはりかなり安いので、

スタッフもたくさん確保しておくことが出来ます。

例えば、ベトナム人のウエイトレスやシェフへの支払いは、

80ドル~150ドル程ですので、

9000円から17000円程です。

 

外国人のマネジャーやスタッフも

数人雇っていますが、給与はベトナム人スタッフの数倍と

いうところです。

 

人件費がかなり安く押さえられる点と、

初期投資が低くで抑えられる点はかなり魅力的です。

 

反面、やはり外国ということで、

日本では当たり前であることがそうではなかったり、

ベトナム人従業員を教育し、管理するという点でも

かなりの労力を必要とします。

 

しかし、経済成長著しい東南アジアの国では、

まさに日本の高度成長期のような勢いですべてが発展しています。

 

ゴルフで例えれば、

フォローの風を利用して飛距離を延ばせるように、

追い風に乗ってビジネスを成長させていけるというのは、

若い経営者はもちろん魅力的ですし、

事業の先行きに行き詰まりを感じている中小企業にとっても、

一つの手掛かりとなるのではないでしょうか?

 

実際、このアレックス君も初期投資は

約2年で回収できる見込みだと

鼻息が荒いです(笑)

 0G4A6926

 

今回は、他にも色々現地事情なども見てきましたので、

次回以降の記事で、まさに「ベトナムの今」を見てきた

最新情報をシェアしていきたいと思います。

2016-01-26