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挑戦止まると進化止まる

2023.04.05 経営情報

4月になってから、お昼休み時、街角で新入社員の人の姿をよく見かけるようになりました。新たに社会人となって不安と期待の入り混じった気持ちで一杯だと思いますが、その初々しい姿に何か眩しさを感じ、「ガンバレ!!!」とエールを送りたい気持ちになる今日この頃です。

さて、新聞報道で各企業の入社式の様子が伝えられていますが、今年の経営者からの挨拶でよく耳にするフレーズが、「挑戦」です。

現状維持は退化

集客手法や採用手法なども含め、世の中はこれまでにないスピードで変化しており、会社経営のかじ取りに戸惑う経営者の方も多いかと思います。

しかし、世の中の流れを見ないようにしていたり、様子見を決め込んで、現状維持のつもりでいても、その瞬間から「退化」が始まってしまいます。

世の中の流れと同じスピードで進むことができて、初めて現状維持です。そして、世の中の流れよりも一歩先を行くことで進化することが出来るのです。会社経営には、もちろん「進化」が必要なのは言うまでもありません。

※過去に開催したセミナー内で、この辺りのお話をしていますので、ぜひこちらもご覧ください。
⇒『変化していくことの重要性に気づく』https://youtu.be/pQ4mkwqFibE

挑戦止まると進化止まる

世の中の早い流れについていく、またその一歩先を進むことは、並々ならぬ強い意思と行動力が必要です。まだあまり身近な先例がない中で、これまでと違ったことをやるのは、かなり勇気がいることでもあります。

しかし、このような挑戦なくしては、5年後・10年後の企業の存続と成功は見込めません。

冒頭の入社式でのあいさつでの「挑戦」という言葉も、経営者のこのような強い危機感と決意を表しているのではないでしょうか。

成功している経営者とそうでない経営者のマインドの違い

私がこれまで見てきた数多くの経営者の方々は、皆さん大変努力されています。しかし、その中でも、成功している経営者の方と、そうではない経営者の方にはそのマインドに明らかな違いがあるように感じています。主なマインドの違いについて、いくつか挙げてみます。

  成功している経営者 そうでない経営者
時代の流れへの対応 早い。積極的に新しいものを採り入れる 遅い。世の中が変わってからようやく動き始める。
スピード感 いいと思ったら、まずやってみる 色々考えても、結局行動しない。様子見する。
挑戦にかかる費用 事業成長のために、積極的に投資する 単なるコストなので、できるだけ切り詰めたい。未来への投資であるという発想はない。
挑戦に対するマインド 挑戦することで得られる成果を想像しワクワクする。リスクを恐れず、挑戦し、まず自分自身が成功例になりたいと思う。 面倒、できればやりたくない。成功した時のビジョンがイメージできない。身近な成功事例がたくさんできるまで行動しない。

白川税理士事務所の挑戦

幣社でも、今月から新しいスタッフを迎えています。
今わたしたちが取り組んでいることは、
「未経験者を6カ月で顧客担当者にする仕組みづくり」と
「未経験者が6カ月で高付加価値業務を行うことが出来る仕組みづくり」です。

これらの目標を達成するために、相当な時間を費やして教育カリキュラムを準備し、テレワークしているスタッフが事務所にいる新人にリモートで教えたりと、新しい試みに取り組んでいます。

通常業務をこなしながら、新人教育を行うのは時間も労力もかかり大変ですが、これは将来のための種まきだと信じています。

新人さんも、われわれ既存のスタッフも、試行錯誤しながら、共に学び、共に挑戦していきます。

参考記事:日経MJ「挑戦止まると進化止まる」対面入社式始まる 2023.04.05

20230405 「挑戦止まると進化止まる」対面入社式始まる 日経MJ PDF