医療機関版ニュースレター2024年11月号
2024.10.03 ニュースレター医療機関版ニュースレター2024年11月号をお届けします!
【主な内容】
◆改定後の外来感染対策向上加算に注目
◆医療機関等における職員の能力開発支援
◆医療機関でみられる人事労務Q&A
『入職後、短期間で退職した職員への給与の支払い』
◆今月の接遇ワンポイント情報『頑張る基準』
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改定後の外来感染対策向上加算に注目
いわゆる新型コロナ特例が終了し、2024年度診療報酬改定でも恒常的な感染症対策へと見直しが行われました。これに伴い、外来感染対策向上加算も見直されています。
今回はその内容について確認します。
発熱患者等対応加算も新設
外来感染対策向上加算は、診療所における外来診療時の感染防止対策に対する評価で、2022年度診療報酬改定で新設されました。患者1人につき月1 回、6点を加算できます。
今改定で次の施設基準が追加されています。
医療機関等における職員の能力開発支援
ここでは、今年6月に発表された調査結果※から、医療機関等における職員の能力開発への支援状況をみていきます。〇OFF-JT 支援への費用支出
上記調査結果から、医療機関等(以下、医療,福祉)のOFF-JT 支援への費用の支出状況をまとめると、医療,福祉では、49.6%がOFF-JTへの費用支出を行っています。総数(調査結果全体)と比べると0.4ポイント高くなりました。〇自己啓発支援への費用支出
次に、自己啓発支援への費用の支出状況をまとめると、医療,福祉では支出したが25.9%で、4分の1程度となりました。総数と比べると同程度という状況です。〇費用支出額はどの程度か
OFF-JT や自己啓発支援への費用支出額について、労働者一人当たり平均額をみると、医療,福祉では、OFF-JT 支援が5,000円(総数は15,000円)、自己啓発支援が2,000円(総数は3,000円)となりました。〇職員に求める能力は
能力開発支援の目的は、生産性やサービス等の向上であり、医療機関として必要とする能力の開発を職員に行ってもらう必要があります。同調査によると、医療,福祉の企業が職員に求める能力の上位項目は「チームワーク、協調性・周囲との協働力」「職種に特有の実践的スキル」「コミュニケーション能力・説得力」などとなっています。
医療機関でみられる人事労務Q&A
『入職後、短期間で退職した職員への給与の支払い』
Q.職員を採用しましたが、業務内容が入職前に思っていたものと違うとのことで、2日間勤務した後、退職する旨の申し出があり、退職届を受理しました。採用時に提出をお願いした給与の振込用口座の書類が回収できておらず、退職者と連絡が取れないため、給与の支払いができません。
2日間分の給与の支払いはどのように対応したらよいのでしょうか?
事例で学ぶ4コマ劇場今月の接遇ワンポイント情報
『頑張る基準』
ワンポイントアドバイス職場では、スタッフ全員が頑張っています。
しかし事例でのマギさんのように、自分が思う「頑張る」ことと、職場で求められる「頑張る」が一致しない場合があります。
マギさんと周囲との不一致はどこにあるのでしょうか。
頑張る基準のステップを基に振り返りましょう。
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