福祉施設版ニュースレター2024年12月号
2024.11.05 ニュースレター福祉施設版ニュースレター2024年12月号をお届けします!
【主な内容】
◆介護福祉士国家試験、パート合格導入へ
◆福祉介護関連業種の年末賞与支給状況
◆福祉施設でみられる人事労務Q&A
『定年再雇用後の継続勤務と無期転換に係る特例』
◆今月の接遇ワンポイント情報『裏面交流』
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介護福祉士国家試験、パート合格導入へ
介護人材は、2040年度までに57万人の増員が必要と推計されています。このための重要な改革として、2025年度から介護福祉士国家試験に「パート合格」を導入するとの報告書が、厚生労働省の有識者会議より示されました。就労しながらでも、受験しやすい制度に
パート合格制度は、現行の介護福祉士国家試験の13科目を3分割し、パートごとに合否を判定する制度です。一度に全科目合格できなくとも、複数年に分けてパート合格を積み重ね、資格取得を目指すことができます。
受験科目を3つに分けて合否を判定
現段階では上述の有識者会議にて、具体的な内容として次のように提言されています。
・科目を3つのパートに分割
・初受験時は全パート受験
再受験時は不合格パートの受験が必須
・全パート受験の場合、まずは全パートの総得点で合否を判断
不合格の場合にパートごとで合否判断
・パート合格した受験年の翌々年まで有効
・第38回試験(2026年1月実施)から導入
・初受験時は全パート受験
再受験時は不合格パートの受験が必須
・全パート受験の場合、まずは全パートの総得点で合否を判断
不合格の場合にパートごとで合否判断
・パート合格した受験年の翌々年まで有効
・第38回試験(2026年1月実施)から導入
福祉介護関連業種の年末賞与支給状況
今年も年末賞与の支給時期を迎えます。ここでは賞与支給の参考資料として、厚生労働省の調査結果※から、福祉介護関連業種における直近5年間(2019~2023年)の年末賞与支給労働者1人平均支給額(以下、1人平均支給額)などを、事業所規模別にご紹介します。児童福祉事業はどちらの規模も増加
上記調査結果から、業種別に1人平均支給額等の推移をまとめると、下表のとおりです。2023年の1人平均支給額は、児童福祉事業は5~29人と30~99人のどちらも増加し、直近5年間では最高額になりました。老人福祉・介護事業はどちらも減少し、障害者福祉事業は5~29人は減少、30~99人が増加しました。
2023年のきまって支給する給与に対する支給割合は、老人福祉・介護事業以外は1ヶ月を超えています。
福祉施設でみられる人事労務Q&A
『定年再雇用後の継続勤務と無期転換に係る特例』
Q.当施設は、定年を60歳とし、定年後は65歳まで1年ごとの有期労働契約で再雇用しています。昨今の人手不足の中、もうすぐ65歳を迎える職員に、65歳以降も勤務してもらいたいと考えています。引き続き働いてもらうことはできますか?できるのであれば注意点を教えてください。
事例で学ぶ4コマ劇場今月の接遇ワンポイント情報
『裏面交流』
ワンポイントアドバイス事例では、アイさんが利用者様である小紋さんを、その場から移動させようと声かけをしていましたね。
そのときの「邪魔」という言葉に小紋さんは納得がいかないものの、差しさわりのない受け答えをしています。
アイさんは、小紋さんの様子がおかしいことに気づいたようですが、どうしてなのか分かっていないようです。
このように、言葉のやりとりと本心が異なっていることを「裏面交流」といいます。
今回の小紋さんの心の中を推し量ってみましょう。
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