福祉施設版ニュースレター2024年10月号
2024.09.05 ニュースレター福祉施設版ニュースレター2024年10月号をお届けします!
【主な内容】
◆10月は最低賃金改定の月
◆2026年度に必要な介護職員数は240万人
◆福祉施設でみられる人事労務Q&A
『試用期間中に遅刻・欠勤を繰り返す職員への対応』
◆今月の接遇ワンポイント情報
『繊細で心地よい表現』
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10月は最低賃金改定の月
10月は地域別最低賃金額の改定があります。今年はどの都道府県も、おおむね50円前後の引上げとなります。
支払う賃金が最低賃金額以上となっているか、必ずご確認ください。パートや臨時・嘱託のスタッフの賃金も対象です。
賃金のどの部分で判断すればよい?
最低賃金は、毎月支払われる基本的な賃金(基本給+諸手当)の額で判断します。
さてこの判断において、介護職員等処遇改善加算等を原資に支払っている賃金部分は、どう取り扱われるのでしょうか?
2026年度に必要な介護職員数は240万人
今年7月に厚生労働省から、今後の介護職員の必要数に関する発表※がありました。
ここではその中から、都道府県ごとの介護職員必要数などをみていきます。
全国で25 万人の増加が必要
今回、厚生労働省が発表したのは、第9期介護保険事業計画の介護サービス見込み量等に基づいて、都道府県が推計した介護職員の必要数を集計したものです。
都道府県別の状況
都道府県別の状況をまとめると、下表のとおりです。
1万人以上の増加が必要な都道府県があることがわかります。
厚生労働省によると、「国においては、(1)介護職員の処遇改善、(2)多様な人材の確保・育成、(3)離職防止・定着促進・生産性向上、(4)介護職の魅力向上、(5)外国人材の受入環境整備など総合的な介護人材確保対策に取り組む。」としています。
必要な施策が必要な時期に行われることが望まれます。
福祉施設でみられる人事労務Q&A
『試用期間中に遅刻・欠勤を繰り返す職員への対応』
Q.当施設では、就業規則において、3ヶ月間の試用期間を設けています。先日採用した正職員に遅刻・欠勤が多く、困っています。
このままの状況が続くと、業務に支障が出るので、退職してもらいたいと考えています。
その際の留意点を教えてください。
今月の接遇ワンポイント情報
『繊細で心地よい表現』
ワンポイントアドバイス
施設内では、日常的に利用者様に様々な依頼をし、協力を仰ぎながら、仕事を進めています。その際にどのような言葉遣いをしていますか。
事例では、[書類に記入をお願い]する際、どう表現をすると繊細で心地よい言葉遣いになるのか、考えていましたね。
マギさんの言葉遣い、アイさんの言葉遣い、みなさんはどう感じましたか?
アイさんの言葉遣いは、一見優しく丁寧に問いかけているようですが、言葉の中に否定形が隠れていますので、無意識に相手の否定的な心理や行動を引き寄せる可能性があります。
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