中小企業の節税・提案に強い税理士です。
相続税・贈与税の相談もお任せください。

℡088-855-8205
電話受付/平日 9:00~17:00

お知らせ

11月上旬に受付スタート! 中小企業省力化投資補助金(一般型) 第4回公募の事例について解説

2025.10.29 業務効率化補助金・助成金

人手不足の深刻化や生産性向上が喫緊の課題
となっている中小企業等の皆様にとって
業務効率化や自動化を図る省力化投資は不可欠な戦略といえます。

この重要な取り組みを強力に後押しする
「中小企業省力化投資補助金(一般型)」の
第4回公募がいよいよ11月上旬に受付開始予定となりました。

本補助金は個別の現場や事業内容に合わせた
設備導入やシステム構築など
多様な省力化投資を支援するものです。

今回のメルマガでは当補助金のイメージを
具体化するために実際の取組事例を
ご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

製造業の取組事例

◎導入前の課題

ある食品製造業では製品の検品および
箱詰め作業を手作業で行っており
ヒューマンエラーによる不良品の見逃しリスクや
作業負荷の大きさが課題となっていました。

特に繁忙期には長時間労働が常態化し
人件費の増大も懸念材料となっていました。

◎導入設備

この企業が導入したのはAI機能による
不良箇所自動検出システムを備えた外観検査装置と
連携した自動箱詰めロボットシステムです。

製造ラインの最終工程に設置して
製品の品質チェックから梱包までを一貫して自動化しました。

◎導入後の効果

これらの設備導入により検品精度の飛躍的な向上と
それに伴う不良品流出リスクの低減を
実現することができました。

またこれまで検品・箱詰めに従事していた人員を
別の生産工程へ再配置可能になり全体的な
生産能力の底上げと約30%の省人化効果をもたらしました。

▼詳細は以下のリンクをご確認ください。
(中小企業省力化投資補助金)
https://shoryokuka.smrj.go.jp/

卸売業・小売業の取組事例

◎導入前の課題

卸売業を営むある企業では広大な倉庫内での
商品のピッキング作業に多くの時間を費やし
従業員の肉体的負担も大きい状況でした。

特に多品種少量出荷が増える中で
誤出荷の発生リスクも高まっており
顧客満足度の維持が経営課題となっていました。

◎導入設備

課題解決のため同社は自動倉庫システムと
連携可能な無人搬送車を導入しました。

これによりピッキングリストに基づき
自動的に商品棚を所定の場所に搬送し
作業者はその場で確認・仕分けを行う仕組みを構築しました。

◎導入後の効果

自動化により作業者の移動時間が大幅に削減され
ピッキング効率は導入前と比較して約40%向上しました。

加えてシステムによる
正確なロケーション管理が可能になったことで
誤出荷率がほぼゼロに近づき
顧客からの信頼向上にもつながりました。

中小企業省力化投資補助金(一般型)は
業種を問わず具体的な経営課題の解決に直結する
省力化投資を強力に後押しする非常に有効な施策です。

AI、ロボット、IoTなどを活用した取り組みは
生産性の向上やコスト削減
さらには従業員の働きがい向上にも寄与します。

最後に

この機会を逃さぬよう
申請に必要なGビズIDの取得を含めた
準備を速やかに進め自社の持続的成長に向けた
一歩を踏み出してはいかがでしょうか。

補助金の申請にはルールの把握が不可欠となります。
ご興味ありましたら、まずは幣所担当者まで
ご相談ください。