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お知らせ

ものづくり補助金:自分の事業をプレゼンする

2016.01.13 補助金

おはようございます。

昨日アップした、
「ものづくり補助金」の記事ですが、
非常に多くの反響があり、
多く方からのお問い合わせを
頂いています。
誠にありがとうございます。

色々と細かい点での質問は
後日順次アップしていきますので、
少々お待ちください。

ただ、ちょっとお問い合わせの中で
気になったのは、
まず最初に、根本的なところで
ご理解していただきたいことがあるということです。

ものづくり補助金の申請のプロセスは、

“こういう素晴らしい事業計画があり、
それをするためには
いくら投資する必要があって、
いくら儲かります。
ですので、
その投資費用の2/3をください。“と、

国に対してプレゼンテーションをする

のと同じだということです。

ですので、
その投資が特に目新しいものでもなく、
革新的なサービスを提供できる
ものではない場合は評価されませんし、
単に「これが欲しいから」とか、
「これを買う計画があるから補助金欲しい」
という考えでは評価してもらえないということです。

「その投資をすることによって、
今までと違う、他社にはない、
革新的な商品、技術、サービスを
生み出せる (⇒付加価値の向上)、
または
効率性がよくなる (⇒効率の向上)、
から、
こういった具体的な計画で
事業をすすめれば

これだけの成果を
生み出すことができます。」

といわば、
あなたの事業に投資をしてくれる
「投資家」である国に、
あなたの事業計画が有望だから、
ぜひ投資をしたい!
と言ってもらう必要があるのです。

でもこれって、考えてみれば、
誰か他の人に対して、
「私の事業に対して投資をしてください」
とお願いしているのと同じことですよね。

さらにいえば、
自分自身が、自分の事業に対して
その資金を出資する投資家だと考えれば、
自分のやろうとしている事業計画が
本当に確実に儲かるものなのか?

という立証ができなければ、
自分自身の事業に対しても投資出来ない
ということになります。

・・・・・・・・・・・・

前置きが長くなりましたが、

「いや!
私の事業計画は確実なものなので、
絶対大丈夫だ!
その理由も明確に説明できる!
だから補助金も欲しい!」

という方には、ぜひ補助金申請に
チャレンジしていただきたい
と思います。

そして、この国(投資家)に対して
プレゼンをする、
という行為は、実は

「自分の事業を見つめ直す」

いいチャンスなのです。

日々多忙な業務をこなすことに精一杯
だと、 なかなかじっくりと
自分のビジネスについて
考えてみる余裕がありませんが、
やはり一年に一度か二度は
こういった機会を持ちたいものです。

じっくりと自分自身の事業を
見つめ直すことで、
いままで意識しなかった、
見えなかった

「気づき」

を得ることができたりします。

ですので、補助金が実際に手に入るかの
結果はさておき、
「自分自身のビジネスを見つめ直すチャンス」
だととらえて
一度取り組んでいただければ
と思うのです。

・・・・・・・・・・・・・

そこで、最初にいくつかの質問をあなたに考えていただきたいと思います。

1 【事業計画名(案)】

→過去の採択例(前回の記事参照)をご参考に、ざっくばらんに書いてみてください。

2 【1000万円の使い道(案)】

→下記に、ざっくばらんに書いてみてください。

  1. 人件費:        万円
  2. 設備・機械費:     万円
  3. 外注費:        万円
  4. その他:        万円

3 【ユーザーについて】

→あなたのお客様はどんなひとですか?

4 【ユーザーニーズについて】

→お客様が求めているものはなんですか?

→お客様が欲しいと思っているものはなんですか?

この「ユーザーニーズ」というのはとっても奥が深いです。

ぜひじっくり考えてみてください。

2016-01-13