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お知らせ

令和4年度補正予算が閣議決定されました

2022.11.10 補助金

11月8日に令和4年度の補正予算が閣議決定されました。

補助金については「事業再構築補助金」や「生産性革命推進事業」について以下の様に盛り込まれており、来年度も「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」は実施されますので、皆様引き続き頑張って取り組んで参りましょう!

また、「事業再構築補助金」および「ものづくり補助金」におきまして、新たな枠の追加・変更がございましたので以下、ご参照ください。詳細な対象要件等につきましては今後、公募要領リリースされ次第改めて続報をお届けさせて頂きますので、よろしくお願いいたします!

■事業再構築補助金

○予算5,800億円

○新枠の設立
【成長枠】 (最大7,000万円、補助率1/2)
市場規模が10%以上拡大する業種・業態への転換を支援する枠

【卒業促進枠】 
事業終了後3~5年で中小・中堅企業から中堅・大企業へ卒業した場合に上限が2倍となる

【産業構造転換枠】 (最大7,000万円、補助率2/3)
市場規模が10%以上縮小する業種・業態からの転換を支援し、
廃業費がある場合、上限を2,000万円上乗せ

【サプライチェーン強靭枠】 (最大5億円、補助率1/2)
円安を活かした国内回帰を図る事業者等、海外から国内への回帰等を促進する枠

また、「最低賃金枠(最大1,500万円、補助率3/4)」
「物価高騰対策・回復再生応援枠(最大3,000万円、補助率3/4)」という枠も新たに登場します。

○グリーン成長枠の変化
研究開発等の要件を2年から1年に短縮する等の要件を軽くし、
裾野拡大を狙った「エントリークラス」が新設されます。

また、グリーン枠・成長枠において、補助事業期間内に
事業場内最低賃金を年45円以上引上げた場合等に補助率を1/2→2/3に引上げが行われます。
事業終了後3~5年で同水準等を達成した場合には補助上限金額が3,000万円増額されます。

■生産性革命推進事業

○予算2,000億円
国庫債務負担含め総額ということになっており、
4,000億円複数年度またいで予算を消化するということで数年関継続見込みとなっております。

○ものづくり補助金

・グリーン枠の拡充
温室効果ガス排出削減の取組度合いに応じて、
「エントリー」「スタンダード」「アドバンス」の3段階の補助上限を設定することで、
幅広い省エネニーズの取込みを狙います。

補助率は全て2/3となっておりますが、補助上限額がエントリーは1,250万円、
スタンダードは2,000万円、アドバンスは4,000万円となっております。
また、いずれの枠も大幅の賃上げを達成することで
最大1,000万円の補助上限額を引き上げることができます。

・新枠の設立
「グローバル市場開拓枠」を新設し、海外展開に係る
ブランディング・プロモーション等の経費を補助対象へ追加します。
補助上限額3,000万円、補助率2/3となっております。

・補助上限額の引き上げ
通常枠、デジタル枠、グリーン枠、そして新設のグローバル市場開拓枠において、
事業終了後3~5年に事業場内最低賃金を年45円以上引上げ等行うことで、
補助上限額を最大1,000万円引上げすることができるようになります。

○小規模事業者持続化補助金

・インボイス枠の拡充
課税事業者に転換する事業者の補助上限が50万円上乗せされます
通常の補助上限額が200万円、補助率は2/3(一部3/4)となり、
赤字事業者の補助率引上げ(3/4)は継続されます。

○IT導入補助金

・インボイス対応の促進
インボイス対応に必要なITツール導入促進のため、
クラウド利用料(2年分)やハード(PC等)購入を補助対象として認めることに加え、
補助率の引上げ(1/2→2/3~3/4)を継続させます(デジタル化基盤導入枠)。

・補助下限額の撤廃
安価なツールを導入しやすくするために、5万円とされていた補助下限額が撤廃されます。

○事業承継引継ぎ補助金

・補助上限額の引き上げ
「経営革新事業」において、
事業終了時に事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上等であれば、
補助上限額を600万円→800万円へと引上げ(補助率は1/2~2/3)。

・対象となる取組の拡大
現経営者のみでしたが、後継者による取組も補助対象とし、
事業承継の早期化・円滑化を推進します。